婚姻生活も婚外恋愛も手放したくない私

私は今、あるファッション雑誌の主婦モデルをしています。

私の過去をよく知る友人たちは私がモデルをしていることが信じられないと言います。

つまり、これまではモデルになるとは程遠いダサい人間だったということなのです。

何が私を変えたのかと言いますと、「婚外恋愛」です。

私をキレイにしてくれた婚外恋愛

現在も婚外恋愛は進行形ですが、夫はこのことを知りません。というか、隠しています。

モデルにスカウトされたのは、夫と一緒に街を歩いているときでした。

夫は自分の妻がモデルにスカウトされたことに驚きながらも少しばかりハナタカさんだったようです。家事に支障が出ない程度ならやっていいとモデル活動を許可してくれました。

 

「いやあ、最近のお前は俺が見てもキレイになったと思うよ。まるで結婚前のつき合っていた頃とあまり変わらないよ」

「そうかしら」

「うん。結婚してからは化粧もあまりしなくなり、おまけに太りだしたりしておしゃれなんかしなくなったというか……」

「アハハ。確かに。でも、あなたにも原因があるんだから」

「俺も原因?」

「そう。だって、あなたはだんだん、私を女として見てくれなくなったじゃない?」

「いやあ、子供ができてからは完全に母親になってしまって女を捨ててしまったというか……、まあ、女性は子供を産むとああなるよね。皆とは言わないけどさ。おまけに1人産むたびに身体も重くなって」

「そうそう、どう考えてもあの時は女ではなかった」

「失礼ね」

「だけど、ある時から突如、ダイエットとか肌がきれいになるように食事に気をつけ、サプリメントにも関心をもつようになり、運動も始めたりしちゃって。生活スタイルがまるっきり変わったしな、何がきっかけなの?」

「えっ、きっかけ?  あ、あのう、あのままではいけないかなと、ずっと考えてはいたのよ」

「そうなんだ」

夫の質問にちょっと、ドキッとしましたが、婚外恋愛がバレてないといということにホッと胸を撫ぜ下ろしました。

これでお分かりいただけたと思いますが、私は婚外恋愛をするために人体改造をしたといっても過言ではありません。

では、なぜ、婚外恋愛をしようと思ったのかということですが、それは夫の暴言に近い言葉がきっかけでした。

 

 

「お前の腹は三つもあるではないか(三段腹のこと)」

「お前のそのデブ体型を維持しなきゃあいけないから、いくら働いても金はたまらない」

「おしゃれをする価値のある体ならいくら洋服が、ジュエリーが高くても買ってやる。しかし、おしゃれする価値のない身体のために高価な洋服を買うのは金をドブの中に捨てるようなもの」

「芸能界では不倫が流行っているらしいが、お前のその身体では男は寄ってこないだろうから、不倫の心配はいらないな」

 

その他にも色々、夫から散々、言われてしまいました。

私は色々なダイエットを試みたのですが、なかなかうまくいきませんでした。

そんなとき、ネットで婚外恋愛を知りました。

私は専業主婦で、子供の進学などでお金がこれから益々、必要になるなどを考え、離婚は全く考えていませんでした。

婚外恋愛は婚姻生活を維持した上で、行なうとありました。また、サイトによって考えがマチマチなので一概にはいえないのですが、あのドロドロとした不倫とは少し違うというものでした。

私は閃きました。婚外恋愛を目標にしたら、きっと痩せられるだけでなくキレイになれると!

夫は私には男が寄ってこないと言いました。

ならば、男が寄ってくるような体になってやる!

その決意を胸にダイエットだけでなく、スキンケア、ファッションセンスを磨いていきました。

そして理想的な体型を手に入れ、ネットの出会い系サイトで婚外恋愛の相手を探しました。

ありがたいことに婚外恋愛の相手の男性は長身でかっこよく、はっきりとしたイケメンでした。

それからの私は夫ではなく、彼のためにさらにいい女になる努力をしていきました。

 

夫が私にありがとうと言った

ある日のことです。夫が私に言いました。

「ありがとう」

と、いきなり……。

夫は色々、やってあげても私に礼などほとんど言わない人なのに……。

あまりの突然の夫の言葉にポカンとしていると、

「いやあ、俺のためにキレイになろうと色々、やってくれたんだろう?嬉しいよ。今まで、お前に心無い言葉を投げつけてしまって申し訳ないと思っているよ」

夫の突然の思いがけない言葉に涙が出そうになりました。もちろん、嬉し涙です。

「会社の近くにあるブテイックにお前に似あいそうなスーツが飾ってあったんだよ。一緒に買いにいこう」

全く予期していなかったこの展開に戸惑いながらも「ありがとう」と私も夫に言いました。

これを機に夫は私に洋服からバッグ、靴と色々なものを買いそろえてくれました。また、それらを身につけた私を色々なところに連れていってくれました。

今まで一人で行っていた会社の慰安旅行にも始めて連れて行ってくれました。彼だけでなく、夫からも愛されるようになった私はまさに幸せの絶頂にいました。

 

夫と彼、両方から愛されるようになった私

「この頃、ダンナさんも君にメロメロになっているようじゃないか?」

「メロメロって、そんな……」

自分にやきもちを焼く男性を見るのはとても気持ちがいいものです。

「もし、今、僕の存在を知ったら、ダンナさんは……」

「やめて、それだけは絶対に。もし、夫にバらすようなことをすれば、私だってあなたの奥様に私とのことをバラしてやるから」

「いいよ、バラしても。女房にも男がいるようだし、その男のために君と同じようにせっせと自分を磨いているよ。俺のためではなくて」

「そうなの?」

「ああ。だから、君のダンナさんは自分のために君がきれいになったと思っているおめでたい人、いや、言い方が悪かった、素直な人で、まだ俺の存在に気づいていないよね」

「もちろんよ」

「素直ではなくて鈍感か?」

「夫を悪く言わないで。確かに以前は私に心無い言葉を投げつけ、すごい辛かったけど、今は違うわ。それにあの頃の夫の暴言は私のルーズな生活態度がもたらした言葉で私にも原因があると思っているの。いつもきちんとしていたら、夫もあそこまで言わなかったんだろうなと……」

「だけど、ダンナさんが君にもう一度振り向くようになったのは僕のおかげじゃない?」

「ええ、それもすごいよくわかってるわ。私はあなたに気に入られたくて努力してきたんだから」

「僕はこれからもずっと、君から離れないよ。今の君にしたのは僕だからね」

「もちろんよ。私だってあなたと離れたくないもの」

 

常識はずれでも私が納得していればそれでいい

夫も彼も同じように愛そうとする私は世間から見れば、相当常識はずれの間にみえるのではないでしょうか?

でも、世間は関係ないと思っています。私自身が納得していればそれでいいのです。

誰が何と言おうと、今の状態が私にとって一番、精神的に安定しているのですから。

これからも夫と恋人を自分のそばに侍らすつもりでいる私は近いうちに天罰が下るかもしれません。そう思う常識ぐらいは持っています。

それでも今の状況を崩したくありません。したたかな女と、どうぞ、思ってくださっても結構ですから。

婚外恋愛。

不倫よりはずっとスマートな、クールな感覚をかもしだすこの言葉は私にとって最大の味方といえるでしょう。

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