私は48歳のパート勤めをしている主婦です。
子供は二人いましたが娘はもう結婚し下の男の子は就職を機に一人暮らしを始めたので現在は夫婦二人だけの暮らしをしています。
夫とはずいぶん前から冷め切った状態でしたが子供たちがいる間はそんな事は考える暇もないくらい日々の生活に追われていました。
長年連れ添った夫婦なんてどこの家でもそんなもんだろうぐらいに思っていたのもあります。
でも、子育てが終わってホッとしたのと同時に二人きりの味気ない生活に何かとてつもない虚無感に襲われる瞬間がどんどん増えていったのです。
思えば夫との会話なんて必要最小限ぐらいで寝室も昔から別々。家庭内別居と言っても過言ではない状況です。
それでも子供たちが家にいた時はまだ忙しさで気を紛らわせたのが今では一言二言の会話で一日が終わる・・そんな日々の繰り返しです。
自分の時間が増えるとしみじみと鏡を覗き込む時間も増えて「いつの間に私はこんなくたびれたオバサンになっちゃったんだろう」と落ち込んでしまう時もあるんです。50歳を目前に少し精神的に不安定だったのかもしれません。
そんな時私を支えてくれたのがメールで知り合った同性の友達T子でした。
T子はS県、私はI県と電車で3時間ほどかかる距離ですがいつか逢おうねといつも話していました。彼女は私と同じ歳で家庭環境もなんとなく似ていたのですぐに親しくなれました。
私は彼女と知り合ったサイトでは特定の人を探すつもりはなく暇つぶしに見ていただけだったのですが彼女の「同性の友達が欲しい」と言う投稿とプロフィールを見て返事を書く気になったのです。
彼女にはサイトで知り合ってもう5年もつきあっている男性がいました。
既婚同士の不倫関係です。
不倫なんてまったく縁のなかった世界に私は興味深々で、彼女の話をまるで自分の事のように一喜一憂しながら聞きました。
彼女が初めて彼と待ち合わせして逢った時の事とか最初にホテルに行った時の話、今でも彼の事が好きだけど実は他にもメールしてる人がいるなど・・。自分と同じ普通の主婦である彼女の話しを聞きながら羨ましく思えたりもしましたが私にはとても踏み込めない世界だと思っていました。
ところがそんな私にもある日突然思いがけない出逢いが訪れたのです。
彼の投稿の見出しには「自分はなぜ今もこうしてここにいるのだろう」と書かれてありました。
内容を読んで彼も私と同じように夫婦でいながら奥さんとの距離を感じて虚しい気持ちの日々を過ごしている事を知りました。
私は彼にその時の自分の心境と似たものを感じ、そして彼がT子と同県だと知るとなおさらメッセージを送らずにいられなくなったのです。
初めてのメールに私はドキドキしながら彼からの返事を待ちました。
しばらくしてサイトを開くと彼から早速返信が来ていて私は声を上げたいくらい嬉しい思いでメッセージを開きました。彼は私より少し年下でしたが落ち着いていて文章もとてもまとまっていて頭の良い人なんだろうなぁという印象でした。
メールを交わすうちに彼も家庭内別居に近い状態で奥さんとは冷めてしまっている仲だとわかりました。
愛が冷めたのか、でも離婚を考えないのはどうしてなのか、それとも夫婦ってこうして歳を経て行くのが普通なのか・・
私たちは人生や恋、生き方、結婚生活について、そんな事をたくさん話し合いました。
本来なら一生生活を共に歩んでいくであろうお互いの相手とこういう話をするべきなのにまったく知らない同士でこんな大切な話を真剣にしているんだから不思議だねって言って二人で笑ったりもしました。
それでも彼の存在はだんだん私の中で大きくなり夫よりも身近に感じるほどになっていったのです。
彼の話をT子にしたら自分のことのようにとても喜んでくれました。彼女は「彼に出逢うまでに何人かとメールしたけど本当に気が合って長く続けられる人にはそうそう出逢えないんだよ。」って言ってました。
私もそれはなんとなくわかるような気がします。
そしてある日T子からとんでもない提案があったのです。
それは彼女の家に泊りがけで遊びに来ながら彼と逢ってみたらどうかという計画でした。
T子のご主人が出張で2~3日家を空けるからその時になら彼と夜遅くまで一緒にいられるではないかという話でした。
彼とは逢ってみたいねと話していましたが距離や時間を考えると簡単には逢えないと諦めていました。
最初は冗談半分で聞いていた私でしたが彼にその話をするとなんとか都合をつけるから来てほしいと言われ私はその計画に乗ることにしたのです。
夫には昔からの友人だと言ってT子に電話を変わってもらい泊りがけで遊びにきてと彼女から言い出した話にしてうまく口実を作りました。
幸い夫も「それなら俺も久しぶりに実家にでも泊まるよ」と言ってくれホッとした私は心おきなくT子の住む町へと向ったのです。
T子に逢える事ももちろんですが彼に逢える喜びが私をすっかり一人の女にしていました。こんな機会を作ってくれたT子に感謝しながらも心は彼に逢えるときめきでいっぱいでした。
私とT子はわかりやすい駅前で待ち合わせお茶をしながらたくさん話をしました。初めて逢うのに全然そんな感じがしなかったのは電話などでも話したりしてたからかもしれません。
そして夕方になったら彼女も私もそれぞれの相手と、お互いの待ち合わせ場所へ別れ別れになりました。またデートの後で連絡取り合おうね、と約束して。
初めて来た知らない街の夕暮れ時にひとりで彼を待つ間、一瞬「私はいったい何をしているんだろう」という言葉が頭をよぎったりもしました。
50近くのいい歳をした女のすることだろうか?と自分を批難したりもしました。
けれどもそんな考えは彼が来た瞬間にどこかへ消え去っていました。
彼は想像とは少し違っていたけど思っていた以上に優しくて緊張していた私の心を解きほぐすのにそう時間はかかりませんでした。
そして食事をして少し話しながら歩いた後、離れがたくなった私たちはそのままホテルへ行ってしまったのです。
彼とはなかなか逢えない・・いや、もう逢えないのかもしれない、そんな不安が私の心を駆り立てたのかもしれません。
夫ともずっとセックスしていなかったせいか私の体は彼に抱きしめられた時から濡れていました。まだシャワーを浴びていない下着の中に彼の指が忍び込んできた時には恥ずかしさに顔から火が出そうでした。
ダメって言っても「このままがいい」そう言いながら彼は私を愛撫し始めたのです。その刺激的な瞬間と彼の指先の感触は今でも時々思い出してしまうほど甘美なものでした。
そして彼も私も待ちきれなかったかのようにお互いを求め激しく愛し合いました。夫とのセックスでは感じたことのないエクスタシーに私は深く酔いしれていったのです。
親友でありながら共犯者でもあるT子とは以前より一層仲良くしています。
もちろん彼ともこの先も続けていくつもりでいます。
今回私が利用した出会い系サイトはPCMAXというものでした。
サイトの詳細な説明は以下の記事で解説されていますので、併せてご覧下さい。