私は47歳の主婦です。子供はいないので夫との二人暮しがもう20年近くになります。
年上の夫はとても優しい人で幸い経済的にも少しですが余裕があり不自由ない暮らしをさせてもらっています。
ただ、セックスレスになってもう10年以上・・このまま女としての人生を終えてしまうのかと少し寂しい気持ちでいました。
私の中のそういう気持ちが表に出るのでしょうか。
前から好感をもっていた年下の男性に誘われ関係を持ってしまったのです。
彼は私が通っていたフィットネスクラブのインストラクターでした。
歳はまだ20代後半、独身でとても爽やかなイケメン男子です。
そのクラブには最初夫と一緒に通っていたのですがそのうち夫が続かなくなり私一人で行くようになっていました。
彼は私たちが入会した時からよくアドバイスをしてくれ夫といつも「感じの良い青年だね」と話していたのですが・・。
夫が行かなくなってから彼の私への態度が少し変わってきたのです。
本音を言うと私は彼の事がずっと好きでした。でもそれはあくまで私の密かな楽しみであってまさか本当に彼とそうなるなんて思ってもみませんでした。
だいたいこんな年上のオバサンを相手にするわけがないって思っていましたから。
でも知らず知らずのうちに私の彼への目線や言葉使いなどが思わせぶりになっていたのかもしれません。
彼が夫といる時よりも私の体に触れる事が多くなり、なんとなく意味深な言葉を言うようになっていたのです。
マシーンに横たわっていると彼がニコニコしながら私を見ているので「お化粧もしてないし汗だくだからあまり見られると恥ずかしいわ」と言うと「いえいえ、お化粧してなくても充分お綺麗ですよ」
そんな言葉は社交辞令だってわかっていても嬉しいし、「こうして頑張っている姿はすごくステキですね」なんて言われて私はすっかり有頂天になっていました。
トレーニングを終えると私はいつもプールで少し泳いで帰るのですが前はそこには来なかった彼がいつしか来るようになって二人で泳ぐのが習慣になっていました。
プールに初めて彼が現れた時、その眩しいぐらいの逞しい身体に私はまともに目を向ける事ができませんでした。
それに比べ私の水着姿はなんて惨め・・そう思うと彼が好きだなんておこがましいような気持ちにさえなったのです。
そんな卑屈になっている私に彼はお構い無しで近寄ってきて
「来ちゃいました!僕好きなんですよ。泳ぐの。一緒に泳ぎましょう!」
と真っ白な歯を見せて子供のように笑うんですから・・
もう胸のときめきが止まらなくて困りました。
週に2回だったクラブ通いが週3、週4と増えていきました。
夫は「熱心だね」と言いながら喜んで家を出してくれるので心置きなく彼に会いに行く事ができました。
そう・・私はクラブに通うと言うよりも彼に会いに行っていたのです。
彼が他の女性をコーチしているとそっちの方が気になってしかたありませんでした。もちろん私の専属というわけではないのだから何も文句は言えません。
でも彼の事だからきっと他の女性にも私と同じように喜ばせるような事を言っているに違いないと勝手にすねたりしていました。
彼が来るとすねた態度になってしまいそうな自分を制するのがやっとでした。「嫉妬なんて恥ずかしい」そう思っていたのにある時つい言葉が口をついて出てしまったのです。
「なんだか妬けちゃうな」
内心「しまった。大人気ない事を言った・・」と思ったのですがその後に彼が言ってくれた言葉に私は少女みたいに喜んでしまいました。
「仕事上仕方ないんですがホントなら僕はあなたの専属になりたいぐらいです。」
私がうつむいて顔を赤くしたのを彼は自分への好意ととったのでしょう。
その後に「よかったらたまには寄り道しませんか?飲みに行きたいところだけどお互いに車だからコーヒーでも。」と誘ってきたのです。
一瞬迷った私は彼の誘いを結局受けていました。
ここで断ったらもう二度と誘われないかもしれない、そう思ったから・・・。
驚く事にその夜のうちに私たちは体の関係を持ってしまったのです。
まさかそんな事になるなんて思いもしなかったので夫には電話で正直に彼とお茶して帰ると言い、快諾してもらいました。
今思えば彼はとても誘い上手だったし、もしかしたら遊び慣れていたのかもしれません。彼の車に乗ると「夜景の綺麗なところがあるから少しドライブしましょう」と私の意見も聞かず走り出したのです。
着いた先は少し街から離れた小高い丘の上で夜景はとても綺麗でしたが私はドキドキしてそれどころではありませんでした。
車で話しているうちに彼がキスをしてきたので私は軽く突き放すようなしぐさをしたのですが彼の「ずっと好きだった」の言葉に体の力が抜けてしまい彼を受け入れていました。
キスだけであれほど感じた事は初めてでした。そのうちに胸を揉んでいた彼の手がパンティの中にまで入ってきたのを私はもう止めることができませんでした。
彼の愛撫に感じて声が出てしまう私に「ここだと誰か来るかもしれないから二人っきりになれるところへ行こう」と彼が言い出したので私は「ダメ」と断ったのですが結局近くのホテルに入ってしまったのです。
車の中で彼に愛撫された時から私の体は眠っていた何かが目覚めたような感覚に呼び起こされていました。彼が欲しくてたまらなかった・・。
彼の逞しい身体に抱きしめられ彼自身を私の中に感じたい・・そんな思いが駆け巡っていました。
私たちはホテルに着くとエレベーターの中でもキスをして部屋に入るなりお互いの服を脱がせあい立ったままバックでしました。
激しく突き上げる彼のモノがとても硬くて痛いような感覚もありましたが私もすごく濡れていたのですぐに快感に変わっていきそのまま私たちは互いにイッてしまったのです。
彼は若いからかその後すぐに復活しベッドでまた私に挿入してきました。感じている彼の顔や声を聞いていると私はすごく興奮しました。
セックスがこんなに激しくてこんなに良いものだったなんて!
それから彼とは半年ほど関係を続けましたが今は私はクラブを辞め彼とも別れてしまいました。
彼が他の女性ともつきあっているのがわかったからです。
自分は結婚してるクセに彼の事が許せない・・こんな我侭なことってありません。それでももう彼と抱き合うのが惨めになってしまい私の方から別れを告げたのです。
けれどもう私の体は後戻りできなくなっている・・そんな気がしています。
新しく入ったクラブで私はまた誰かを探してしまうのかもしれません。